覚えている分だけ夢のはなし
家畜の命
 
牛や豚、鶏その他の家畜
動物の姿だったような人の姿をしていたような
家畜達はとても怒り叫び
人は家畜をなだめている
「私達はあなたがたの命を食べさせてもらって生きている
 だからとても感謝しているし出来るだけストレスがないよう…」
「いくらきれいごと言ってもどうせ最後には殺すんでしょう!」
「ストレスがないよう?
 生まれてから死ぬまですべての自由を奪っておいて今さら何を!」
「肉体的苦痛がないなら幸せだとでも?」
「ストレスを与えないよう飼育している、なんて
 人の罪の意識を軽くしたいだけじゃない!」
「食べる時に感謝を込めて『いただきます』と言っている?
 それこそただの自己満足」
「そんな言葉で殺されて良かったと思うとでも?」
「あなたたちの気持ちが救われたいだけでしょう!」
「命を奪う理由をどれだけ正統化したって
 命を奪われる方はそんなの許せないし認めない」
「私の親を殺して、食べて、
 『感謝してる』なんて言わて
 あなたはそれで親を殺した相手を許せるの?」
 
「すべて勝手なエゴじゃない!」
 
 
おわり
 
 
久々に強烈な夢を見た気がする
 
いつもぼんやり考えてたことを
夢の中でハッキリ言われた感じ
ヒトが他の命を奪うことに
いくら理由をつけようと過程を変えようと
それは結局ヒトの心の安定のためでしかない
 
それはわかった上で
あえて人が他の命を奪うことを正統化するなら
「万物は変化し進化するという圧倒的な自然の摂理の下
 地球上の生物でヒトが一番多様な進化の可能性を秘めているから」
なのだと思う


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